私のPCの故障の為?届きませんでしたので
四方さんの過去ログから(きもの)の特集です
着物を着て外出とは、日本伝統を守ると言う意味でとても素晴らしい事です。
着物を着慣れている私でも、時には面倒だな‐と思う時があります。
洋服の方が数倍簡単便利ですが、そんな風にピリッ!とする事は、気分
転換にもなり、自己発奮にも、ストレス解消にもなるでしょう。
面倒だと思うと、あらゆる事に、生きている事さえも面倒に思えます。
気分、場面で、スイッチを切り替えて人生を楽しみましょう。
<茶会の着物・・・けいこ着物>
初心者はまず、無地の紋付を作っておくことをおすすめします。
茶会の正装として手ごろな価格で作れます。色は、ピンクやオレン
ジなどは卒業し、若草色、紺、藤色などの寒色系にすると手持ちの
明るい帯がよく映ります。
着物が好きな人には無地は楽しみが薄れますが、着物を着慣れない
人にとっては、失敗なく安心して着られるものです。
着物に着慣れてきたら、無地に見える江戸小紋や付け下げなどもい
いでしょう。紬などはお洒落着になってしまいますが、大寄せの茶
会や気軽な茶会などには一つ紋がついていればよいと思われます。
<稽古の着物>
足袋のはき替え
足袋は、茶席の中で最も目立つものと心得、純白でない足袋、汚れた足袋
の着用は禁物です。茶会へ行く時には、必ず足袋の履き替えを持参し、控
え室で見苦しくないように手早くはき替えます。
また、雨に降られたりするので、用心して多めに持っていくことも大切です。
稽古でも、席に入る前には純白の足袋にはき替えたいものです。
身も心も引き締まり、稽古に気が入ります。
洋服の場合はソックスにはき替えます。清めた畳を歩くので、素足では
失礼ですし、歩く所作を足袋の時と同じようにするためです。
<稽古の着物>
着物は、普段のお稽古にも着ていくようにして、着物に慣れておく
ことが大切です。年に一、二回のお茶会の時だけ着付けてもらって
も着なれていないために、自然な身動きができず、お茶をゆったり
味わうこともできません。
また、着物を着て稽古した方が、自然に背筋も伸び、茶の湯のさま
ざまな所作も身についていくものです。
春、秋、冬には紬などお茶会で着られない物を着てみるのも楽しい
でしょう。夏はゆかたがおすすめです。席中では足袋をはくように
して、自分で着る稽古を心掛けましょう。
<稽古の着物>
茶席は奇麗を競う場ではありません。着物も茶席にふさわしい、清楚で気品
のあるものを装うように心掛けましょう。
着物に合わせて伊達襟や半襟を楽しむ人がいますが、正月などの例外を除き、
お茶席では襟は白が基本あることを肝の銘じてください。帯締め、帯揚げな
どの取り合わせなども、色や柄を使い過ぎないように気をつけます。
また、数奇袋や古帛紗を手作りするのも結構ですが、あまり凝り過ぎず、控
え目に意匠を考えたいものです。
忘れがちですが着物に合わせた風呂敷があると何かと便利で楽しいものです。
<稽古の着物>
雨コートは、夏用とその他のシーズン用の二つがあれば事足ります。
無地で紺、えんじ、グレーなどが、どのような着物にも合わせやすく便
利です。最近は二部式の上下に分かれているタイプもあり、小雨の場合
は上をはおるだけで雨が防げます。
傘は蛇の目などが風情があり、着物の装いにふさわしいものです。
雨用の下駄やぞうりにかけられるカバーも好みに合わせて用意しておきます。
バックは雨に濡れやすいので、気になる場合はビニールの手提げのもの
にしましょう。
足袋は忘れずに履き替えを多く持っていくようにしましょう。
<稽古の着物>
着付けの心構え
茶席での着物は清潔感のあることが第一で、長じゅばんの襟などは常に
白く、奇麗にしておきます。着物、帯、小物の取り合わせのポイントは
色使いを少なくすることで、色が多すぎると全体の調和がとれずせっか
くの装いも台無しになります。
小物は色を揃えるなどして、効果的に使いたいものです。姿見で全体の
姿を見ながら、気を入れて着るようにします。
着慣れていない場合は、前前から準備をしておき、時間の余裕を持って
着ることが大切です。初めは難しくても、何度も着ていくうちに自分に
あった着方が身についていくものです。
<茶会の着物>
茶会は季節を楽しみ、趣向を楽しむもの。茶会の着物もまた、その場に
ふさわしく、季節や趣向に合わせ、かつ楽しみたいです。
色無地に織の帯の組み合わせが一般的で、しかも紋付であれば正装にも
なります。
色無地の場合は、季節によって色を変え、また帯の色や文様によっても
季節や趣向を反映させることができます。
訪問着は、一つ紋か三つ紋をつければ格式のある茶会にもいけます。
付け下げや江戸小紋の一つ紋付きは月釜茶会などに向きます。
小紋や紬はお稽古茶会程度にふさわしいでしょう。
<茶会の着物>
茶席の着物は色無地紋付が正式とされていますが、訪問着や江戸小紋に一つ
紋をつければ、かなりの席に通用します。この場合の紋は染め抜き紋、つま
り陽紋で、陰紋は略式になります。
紋にはこのほか、金糸銀糸、白糸などで刺繍した縫い紋や色挿しした加賀禅
紋、加賀縫い紋などがあり、これらは染め抜き紋よりも格は下がるが、おし
ゃれを楽しむには最適で、くだけた茶会や野点の席などのふさわしいです。
紋をおしゃれとしてつけるなら、家紋に限らず、刺繍や友禅染の花丸などを
色無地につけてみたいです。
<茶会の着物>コート
着物で茶会に出る時には、よほど暑い季節はともかく、道中着を着ます。
雨や雪の日には当然コートになります。これらの着物の上に着るものは、
すっきりした色や柄を選びたいです。その方がさまざまな着物に合わせ
やすいです。席には着て出ないのだから、あまりルールにこだわらなく
ていいです。
雨ゴートなら薄手の紬地や縞大島などで仕立てるのも楽しいかもしれません。
夏の雨用は、濃い色や絽や紗にすれば、透けて見える着物も涼しげでしょう。
冬コートは洋服地でもいいですし、黒や紺のコート地に、裏は華やかな
花柄などにするのもおしゃれで楽しいでしょう。
今は洗える着物も、言われないとわからないほど、いい物がありうまく
組み合わせて着るのも便利でいいかもしれません。
<茶会の着物>水屋着
大寄せの茶会を手伝う時にはそれなりの水屋着を用意しましょう。
茶会に出る着物のままでは、袖が邪魔になったり、汚れるのが気になっ
たりし手伝いもままになりません。
簡単に脱いだり着たりできること、着物の上から着てもゆとりがあるこ
とが選ぶ時のポイントです。
最近では市販されている上っ張りもあります。二部式のものが便利です。
筒袖で袖口にゴムが入っているものが水仕事もやりやすいです。
また、好みの布地で手作りするなら、長めで幅にゆとりのある前掛けも
重宝します。いずれにしろ、洗濯しやすい木綿が一番です。
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