「教えて茶道」Vol,39

寒い日が続いていますが、お変わりありませんか?
くれぐれも、風邪には、ご用心くださいませ。

<筒茶碗>
このような寒い時期には、筒茶碗を使います。
夏には涼しさを思わせる平茶碗を使って、涼しさを演出します。
この時期のお客様に、少しでも暖かい感じを抱いていただく為には、
茶を立てて客にすすめる茶碗がほどよく暖かくならなくてはいけません。 その為に、楽茶碗等のような、手に感触がむっくりとした土焼の茶碗が ふさわしいです。
まず、お点前にかかるまでに、水屋で湯に入れて温めておき、
持ち出す
前に湯を捨て、茶巾、茶筅、茶杓を仕組み入れます。
点前では、茶筅通して湯を捨て、茶巾をとる時に、右手人差し指と
中指とで摘むように持ち、まず、茶碗の内の底を「い」「り」と拭き、
それから、茶碗の縁に茶巾をかけて、3回半回して拭き、茶巾を茶碗の 縁にかけたままで、右手で下に置き、茶巾をぬきとり、左手の上で元の ようにたたんで釜の蓋の上に置きます。

<絞り茶巾を用いた場合>
湯でしぼった茶巾をそのまま茶碗に入れ、取り出す時には、右手人差し指 と中指で取り出して釜の蓋の上に置きます。
茶碗に湯を入れてから、茶巾をたたみます。
少しでも茶碗を温かくしておく配慮です。
筒茶碗で、筒が深い場合は、少し斜めにすると、お茶が立てやすいです。
扱う時には胴を横からにぎるように持ってもいいです。  

 

はなびらもちのレシピが届きましたので、皆様に紹介します。

<材料> 8ケ ごぼう
   1本 シロップ  水25cc+砂糖60g
しろあん  100g
西京味噌   10g 
白玉粉   100g
砂糖     30g
水     140g
卵白     少量
食紅     少量

 ごぼうは、皮をむいて、12センチメートルの長さに切る。
 やわらかくゆでたのち、シロップ(水25cc+砂糖60g)
 で煮て しばらく煮汁につけて味を含ませる。
 みそあんは、しろあんにたいして約10%の西京味噌をまぜあわせる。

 求肥は、鍋に 白玉粉  100g
(ぎゅうひ)  砂糖    30g
          水    140g
 よくよくかきまぜてから、火にかけ、ペタペタと音がするように
 なるまで、こがさないように かき回す。
 次に、角がたつくらい泡立てた卵白を小匙1加えて、熱しながら
 よくかき混ぜる。

 バットに片栗粉を用意し、練りあがった求肥を移し、粉を表面に薄く
 つけてまとめる。  小さく8個に切り分ける。
 楕円形に伸ばしておき、生地のきれいな面を下にして、
 中央を食紅で  染めて、ごぼうの中央に味噌あんを巻き、
 生地にのせ、二つ折りに  する。

 

<読者のコーナー>
ステキな,ホットな詩を書く野の花さんを紹介します。
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  ひとりごとの小径  
 「色を重ねて」
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心に刻まれたことは けしごむで消せないね。
生きてゆく 今日の色 明日の色 明後日の色 ・・・・
いろんな色を重ねたら きっと たった一枚の素敵な絵が
生まれるよね。 一人一人の 人生っていう 素晴らしい絵がね。

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  ささやかな便り
  「前に向かって」
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あぁ そうかぁ・・なるほど・・ そう思いました。
テレビを見ていた時に 素敵な言葉に出逢ったのです。
人は前を向いて、前に歩いていくように できているんだ・・って。
目も前に向いてついている。
足も前に歩いていけるように。
だから人は前に歩いてゆくんだ。
って・・ほんとだ。 いろんなことがありますが・・
立ち止まり、しゃがみこみながら、 人は前に歩いてゆくんですね。

 

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