「教えて茶道」Vol,33

12月に入り、大分寒くなってまいりました。
体調をくずさないように気をつけてください。
12月では、私の好きな言葉「無事是貴人」ぶじこれきじん
事無く、何事もなく1年が終わりそうだという意味をかけて、
12月の掛け軸であったり、 「無事」と言う銘を、
茶杓に使ったりいたします。
何もしなかったと言う意味ではありません。
やっぱり、日本人の好きな努力と忍耐はしなければいけませんね。
必要以上にはいりませんが。

お濃茶について
お茶の主体はお濃茶です。お茶を頂くと言うことは、
お濃茶を意味します。
利休居士の時代から濃茶が、又濃茶道具が最も重要視されてき
ました。
特に濃茶は深い精神的準備と、
正しい訓練が必要とされます。
その茶の質においても、薄茶と違って、
茶の古木の新芽が最高で、 茶畑におおいをして直射日光を加減し、
香と味が落ちないように 細心の注意がはらわれます。
濃茶は、その名のとおり、どろりとしたお茶です。
お薄はお茶をたてる、お濃茶は、ねるといいます。

お濃茶において、
お湯とお茶とを練るということが主眼で、 お薄のように、
ただ泡を立てればいいというものではなく、
お茶の分量、湯加減、練り加減の3つが肝要なのです。
一人分は3.75g 茶杓大盛り3杯くらい
人数分だけのお茶をお茶入れに入れ、全部使い切ってしまいます。
そして、一つの茶碗で、お客全員で頂きます。
大勢さんの場合は、4、5人くらいづつで分け合って頂きます。
その為、飲み口をきれいに拭く為、懐紙を、茶巾のように たたんで、
懐中します。
お濃茶席では、くだけた話しはいたしません。
亭主が物質的、精神的 準備をして迎えてくださるので、
お客も必要なことしかおたづねしません。
この後のお薄茶席にて、亭主も客もくつろぎます。
次回は簡単に濃茶の点前の順序をお話します。


第3話 アンタリアにてから
今回の話は余り面白くはありませんが生まれて始めてのハマム
経験を。
日本ではサウナ風呂にはちょくちょく入りますがハマムは初めて。
アンタリアのホテルにハマムが無料と言う、
もちろん男女同時入浴、 奥さんは同じツァ-で参加している奈良の若き2人の女性(イスタンブ- ルで夜景をいっしょに行った)をさそって
私と福岡から参加している68 才の別居中の男性との5人で入浴。
最初サウナで15分(温度は日本より 少しゆるい)程、
次に8画形のスチ-ムで蒸された大理石の上に水を流し て体全体を横たえて、まるで、魚の丸焼きのように体を温める。
これが、また、海水浴に行って冷たくなった体を暖まった堤防か砂に
体温を温めている感覚なんですよ。
後は垢すりとか、マッサ-ジをして もらうのですけど、
入浴はどんな風呂に入ってもリラックスが出来て いい、
女性人はみんな後で垢すりをしてもらっていました。
ところでサウナに5人が入浴していると若い外人のカップルが入って、 しばしの沈黙とおもいきや、いつか阿波踊りの時話した
得意の、あなた どこの国からの質問、
ブルガリアの男性とトルコの女性、Aer you frend? には No、. ファミリ-という。your wife? yes. When did you do marriage? three weeks ago. あなたはラッキーですよ 。なぜならベッピンさんの奥さんをもらって と手振り口振り言うとみんな爆笑でしたよ。
いつも、オリジナルの持ちネタは持っていないと言う話でした。
夜はプ-ルサイドでハマムの心地よい気分で奥様と2人でビ-ルを飲みな がら楽しい一時を過ごしましたよ。 宿泊したホテルからは海岸線の見晴らしがとても奇麗て粋なホテルだ った。