「教えて茶道」Vol,150

20日は、こちらは一日中雨降りでした。
そんな中をお茶会にきてくださった方には心よりお礼申し上げたくなりました。
それくらいじゃじゃ降りでした。先生も用意したお菓子が残るのではと心配
していましたが、幸いなことに、大ぜいさんのお客様で大忙しでした。
軸は「一華開五葉」いっかごようひらく
  いろいろな解釈がありますが、一つの花から五千の花びらが開きやがて
  見事に実を結び、又悟りという心華が開かれ花を結んでいくと言う。
香合の代わりに、ちょうどイースターの日だったので、繊細な絵が描かれたイ
  ースター卵が置かれました。
花は椿と枝もの、これは先生の不得意とするところで、名前はわかりません
  でした。お客様の中で御存知の方は教えてくださいと謙虚に言われるの
  も、楽しい話題の一つになっておりました。
棚は及台子(きゅうだいす)私は始めて拝見いたしました。調べますと。
 台子の一種。及第台子の略称。中国宋朝の進士の科挙に合格した者のくぐ
 る門を象ったといわれ、早くに渡来した。二本柱で天板の両端に裏返しが
 付いている。真塗りは利休好みで、柱の上下に雲形の力板がある。宗旦好
 みには桑の木地ものと、宗哲作青漆爪紅のものがある。しかし、及台子と、
 及第台子とは、格別、あるいは弓台子と記して異を示すものもあり、名の
 由来についてはなお研究すべきかもしれない。
皆具
 スペイン人に依頼して作られた物でした。赤が基調の模様で、スペインら
 しく情熱を感じました。
釜は、四月の季節の透き木釜。
薄器は、金銀蒔絵、花ウサギ模様の中次。岩木春斎作でした。
茶杓は、花がたみ
茶碗は、アンナン
お菓子は、葉桜
道具の取り合わせは四月、卯月というわけで、花ウサギ模様の薄器に、イス
−ター兎で、ばっちりだと先生は考えられ、そのお人柄で、どのお席も笑い
声がありました。こんなお席ではお茶を知らない方でもリラックスできるよ
うで、挨拶言葉とおり、ごゆっくりなさってくださいで、楽しい雰囲気がし
ておりました。
私も立ったり座ったりで疲れはありましたが快いもので楽しみました。


<茶室と露地>茶室の味わい
茶の湯は「客をもてなす道理を本意とする」と織田有楽(おだうらく)は言
ったが、その空間が茶室であり、さらに茶の湯の心のすべてを表現する場で
のもある。
茶室が草庵ふうの造りをなすのは、茶の湯が世の中をのがれ山里に侘び住ま
いする聖(ひじり)の清らかな生活の姿をモデルにしたからである。
潜りや躙口(にじりくち)は世俗から越えた一境に遊ぶためだった。
その茶室も時代と共に利休の二畳台目から宗旦の一畳台目、遠州(えんしゅ
う)の書院造りなどに変化した。
建築としてたたずまいを味わうのは勿論、茶の湯の心を知るための場として
も茶室を味わいたい。

<茶花>花の選び方
茶花は炉(十一月から四月)、風炉(五月から十月)それぞれの季節の花か、
それよりも少し早いめのものが茶会の趣向に合わせて選ばれますが、自然を
大切にし、栽培草花よりも野生の花が好まれます。遅咲きは用いないのが原
則です。しかし、十月から十一月にかけては、「名残の花」といって、盛り
を過ぎても咲き残っている花や遅れ咲きの花が、名残を惜しむ意味で使われ
ます。また花にもよりますが、咲き盛りよりも新鮮な蕾の開きかけが好まれ
ます。侘助椿(わびすけつばき)のような小さな花や、木槿(むぐげ)、
芙蓉(ふよう)、桔梗(ききよう)などは開花を用います。

<国語の時間>  
ある小料理屋のメニューに次のように書いてありました。このなかで、間
違った書き方はどれでしょうか。
@ お品書き
A お刺し身
B お頭付きのタイ
C お煮染め
D おじや

正解はBが間違い。正しくは「尾頭付き」
「参考」
「お酢、お砂糖、お塩でお味をつけます。」など、丁寧表現の接頭語「お」
の使い方は、しばしば指摘されています。なんでも「お」をつければよいと
いうものではなく、とくに外来語にはつかないのが原則ですが「おビール」
などは案外普及しています。
そうしたことに引かれて、うっかり「お頭付き」と書いてしまうことになり
ます。「お頭付き」には魚の頭だけでなく、尾もちゃんと付いています。
しかし、イワシなどを焼いた時は、あまり「尾頭付き」とは言わないようで
す。「尾頭付き」といえば、めでたい席にでるタイでしょう。
Dの「おじや」は「婦人語。『じや』は煮える音。雑炊。」〔広辞苑〕
「じや」はもともと「じやじや」から来た語で「水気がある様、湿っている
様」の意味があるそうです。水増しされた主食が「おじや」ですから、符合
するのではないでしょうか。
また、「婦人語」は現代の女性専用の言葉というのではなく「女房詞」に由来
します。つまり、昔宮中の女性が使った言葉で「お冷や」〔水〕などがその
類です。

<おしらせ>
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レッスン日:土曜日 月3回 午後五時〜八時
講師   :竹内紫堤 日本書芸院ニ科審査会員
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