「教えて茶道」Vol,133

寒かったり、暖かかったりしていますが、暮れの忙しい時期、今年の風
邪はしつこいとのことですからくれぐれもご用心のほどを。

<お点前で気づいた事>
基本の形は、座る方向は、内角ねらいと言います。
棗や茶筅を立てる位置は、水指と釜の中心を結んだ線上。
棗と茶筅の間は指4本くらいの間隔。
蓋置の置く位置は畳目5目、5目くらいのところ(釜の蓋の大きさによる)。
柄杓は自分の膝と平行にひく。
位置関係が難しいです。

<茶碗>
楽茶碗(らくちゃわん)
楽茶碗は、利休が楽家初代の長次郎に好みの型、大きさ、色合いなどを
指導して作らせたのが始まりです。
古来より「一楽二萩三唐津」と言われるように、和物茶碗の中で随一と
されます。初めから抹茶を味わうために作られ、侘びた美しさだけでな
く、ざっくりとした手触りや口あたりのよさなどで茶人に愛されてきま
した。
黒楽と赤楽に大別され、ロクロは用いずに手作りされます。
楽家は、代代異なる作風を出しながら継承され、本窯以外に、本阿弥光悦
(ほんあみこうえつ)の手作りを始め、玉水焼(たまみずやき)、大樋
焼(おおひやき)などが有名です。


<稽古の着物>
雨コートは、夏用とその他のシーズン用の二つがあれば事足ります。
無地で紺、えんじ、グレーなどが、どのような着物にも合わせやすく便
利です。最近は二部式の上下に分かれているタイプもあり、小雨の場合
は上をはおるだけで雨が防げます。
傘は蛇の目などが風情があり、着物の装いにふさわしいものです。
雨用の下駄やぞうりにかけられるカバーも好みに合わせて用意しておきます。
バックは雨に濡れやすいので、気になる場合はビニールの手提げのもの
にしましょう。
足袋は忘れずに履き替えを多く持っていくようにしましょう。