「教えて茶道」Vol,1

桜の季節、皆様の地ではいかがでしょう。
私の住んでいる関西地方では、ソメイヨシノは、落下盛んで、八重桜が咲こうとしています。
京都の仁和寺、大阪の造幣局の通り抜けが、これから見頃です。


茶道では季節感をとても大事にします。
桜の絵茶碗は、3月下旬ころから4月始め、満開頃まで4月中でも使いますが、 メーンにはならないでしょう。
4月は炉の最後の月と申しましたが、
もう大分暖かくなってきましたので、ゴトクの上に釜を置きますが、
それを取って、炉段の上に、スキギという
拍子木の形をした物を置いて 釜を置く スキギ釜が使われます。

初心者の方へ

お茶を頂いた後、茶碗の飲み口を右手親指と人差し指で拭き、
汚れを懐紙で、清めます。
2回向こうに(最初と反対に)回して、正面を自分に向けます。
下において、お茶碗を拝見します。

まず、全体を見てから、 手にとって、お茶碗を拝見します。
肘は膝につけて、拝見しますが、 決して、高く上げて見ない事。
万が一にそなえておくためです。
拝見し終わったら、2回手前に回して、
相手に正面が向くように返しておきます。

お抹茶はお濃茶と、お薄とがあり、その名前のとうり、
薄いものと濃いものです。

茶道の最終目的は、お茶事とよばれる、4、5人を茶会に招き、
そしてお茶をふるまう。
そのお茶を美味しく頂いてもらうために空腹より、
少し御飯を頂いてもらうほうが、おいしくので、御飯をさし上げる。
また、お茶をたてる為に、湯を沸かす。
こうした一連の所作があり、それを、1つ、1つ覚えるのが茶道です。

炭手前  炭をついで、湯を沸かす
会席   食事
お菓子を頂いた後
お濃茶
お薄    ちょっとくつろいだ雰囲気

これが、一連の流れです。その中の、お薄が簡単ですので、花の展示会の添え釜 お寺、神社で、お茶が、頂けるのです。
又、大寄せ茶会でも、お薄だけが、ふるまわれます。